人の肌の表皮は、細胞がレンガ状に積み重なった構造をしていて、一番下には「基底層(きていそう)」があります。
基底層の細胞は、新しい細胞を作り出すために、盛んに分裂を繰り返しています。
新しい細胞は、少しずつ表面に押し上げられ、平らな形になり、最後は角質になって剥がれ落ちていきます。
中波長紫外線「UVB」は、このような仕組みに悪影響を及ぼし、日焼け、シミ、皮膚がんなどを引き起こすのです。
中波長紫外線のUVBの影響でできたメラニンを含む細胞は1ヶ月ほどで皮膚の表面まで押し上げられます。
メラニンでは守りきれなかった細胞にUVBが達すると、核にある遺伝子が傷つき「がん細胞」になることがあります。
がん細胞は、正常な細胞を押しのけて増殖していきます。
すべての皮膚がんが紫外線によるものというわけではありませんが、がん細胞が基底層の下の真皮にまで広がると、リンパ節などに転移する事もあります。